【感想】 映画「心が叫びたがってるんだ。」を見て泣いた話。
世界のすべてを疑え。
今週のお題「思い出の先生」
特に熱心な学生という訳でもなかったし、はてなブログ自体はじめたばかりだし、お題もスルーする気満々だったけれど、ふと大学時代のことを思い出したので書く。
希望に燃えて…いたか忘れたけど、はるか昔、日本文学科に入学した時のこと。最初の講義で、めがねをかけた天パの教授はこう言った。
「広辞苑はないものと思え。世間でいちばん有名な辞書だからと言って、丸呑みにしてはいけない。自分の信じる『常識』を疑ってかかること」
「信じるものは日国*1と角古*2。背表紙の装丁を覚えこむくらい引くこと」
「講義には出なくていい。その時間で、一冊でも多く本を読みなさい」
まじめに(…いや、それなりに)受験勉強をこなしてきた、入学間もないうら若い学生たち(女子多め)に向かって、なかなかのインパクトだった。ボールは友達!みたいなノリで、書籍は友達!と気炎をあげる先生に向かって、「不思議なところに入ってきてしまった…」と思った学生も多いのではなかろうか。
しかし、ちょっとユニークな先生から、かなり変わった先生まで、慣れなければ講義は受けられない。そのなかで、ふっと笑ってしまいながらも、色々と大事なことを学ばせてもらったんじゃないかなあ、という瞬間はいくつかあった。
英米文学の講義。見た目40代くらい、ちょっと端正な顔立ちの、これまためがねの先生が、鞭打ちの話をしていた。首のほうじゃなくて、黒人奴隷が逃げ出そうとしたときの話。(題材がハックルベリー・フィンだったか風と共に去りぬだか、別の小説だったかは忘れた)
「罪によっては十数回。その上まで行くこともあります。数十回打たれれば瀕死、かなり高い確率で死にます。…みなさん、十数回なんて、意外と少ないと思うでしょう? 」
そこで教室を見渡して、ちょっと溜めて。
「一度鞭打たれてみるといいです。とてもよく分かる。」
いや、先生は体験したことがあるんですか…。とも突っ込めない、やたら真摯な眼だったのを覚えている。
まぁ、人によっては笑いどころなのかもしれないけど。
その瞬間、自分が読んできたあまたの小説が、白い紙の上に乗った黒い字のかたまりが、色をもって教室に立ち上がってきたような気がした。
その中で、鞭打たれていたその人が、ふと立ち上がり、振り返って自分を眺めていた。
またあるときは、ジブリの話だった。もうかなりのお年で、上品な白髭タイプの方だったような気がするけれど、「僕はジブリ作品が好きでねえ」という話からはじまり、魔女宅やらなにやらへの愛を語った挙句、こう言った。
「宮崎しゅんという人は…」
学生たちの失笑に気づいたのか、苦い笑いをしてこう言った。
「勿論知ってますよ。はやお、みやざきはやおさん。ただ、人名を音読みで読むことってあるでしょう? 藤原俊成、ふじわらのしゅんぜい。それと同じことです」
気まずい雰囲気を流すように、珍しい方向性の雑談は終わり、講義がはじまった。
いまでも思う。あのとき、「自分たちより年上だから」「アニメなんて観そうにない方だから」というイメージで色眼鏡をかけて、思わず笑ってしまった、不勉強でものしらずな学生たちは、世の中を少しだけ、かなしくしたんじゃないだろうか。
教職の免許を取得する過程で、「道徳」をあつかう講義があった。
例え話があって、「苦労して難病の薬を開発した人がいる。子供がその難病にかかっている親がいるが、薬代があまりにも法外で払いようがない。思い余った親は、その薬を盗んで子供にやった。この親に罪はあるか」。
教室にいる学生に手を挙げさせたところ、「罪ではない」が一握り、「罪である」がやはり一握り、「どちらともいえない」が大多数だった。
先生は言った。「これは罪です。誰がなんと言おうとも」
他にも色々な人がいたけど、さすがに思い出せない。仏教関連を教えていた先生で、「宇宙にくらべて、人間はなんとちっぽけな存在なんだろう」という趣旨の口癖の方がいらしたんだけど、その口吻がさっきから出てこない。あのころは我々学生の中で鉄板ネタだったんだけどなあ。
個性豊かすぎる先生方の中で、自分が教わったこと。
「世界は、自分が信じている通りのものではない」
「知識は力である」
「自分にはとうてい理解できない考え方、事象は世の中に満ちている。時代や国籍や文化を超えて、それを理解しようとするのが文学である」
歳をとるにつれて、世界は広くなる。自分が知らないこと、出来ないこと、分からないことばかりで不安になるけれど、目に映るものすべてを疑い、好奇心を持って、生きていきたいと思う。
マジカルミライ2015 in 武道館!@LIVE。
週末になってやっと時間がとれたので、いまさらながら続きなど。
ライブ前。そわそわ
企画展を見終わったのが15時半くらい。時間が余ったので、靖国通りに繋がる坂を降りて、首都高の足元にあるプロントへ。同じくライブを待つ人たちでいっぱいでした。
↓、「まないたばし」でいいのかな?
16時過ぎに会場へ。もうそわそわしちゃって仕方ない。2階・南西の席で、外から2階へ入場。
入るときにスタッフの人が、「手荷物検査してまーす」というようなことを言っていましたが、バッグを確認されるでもなく、口頭で「カメラ持ってませんか」と聞かれたのみで、手に持ってるスマホ(電子チケットだったから)はスルーでした。しかたないか。
入ると目に入る、思ったよりも大きな国旗。わー、武道館だ…!!
18時くらいになると、客席に緑色のサイリウムがふらふら。だんだん増えていきます。そういえば和歌山ミクパでは、休憩の間もずっとサイリウム振ってる人も結構いたなあ。
なんかステージからもわーっと煙が出ているときがあって、隣の席の男子大学生?二人が「何あれ」「俺らの汗と期待じゃね」みたいな話してました。そだね。
18時25分くらいにライトが消えて、諸注意のアナウンス。(小学生の作文みたいな書き方ですが、もうずっとテンション上がっていたので端折るところが分からない…)
ライブについて
ライブについてですが、まず、書いている人は音響や舞台について全く無知です。曲は、昔の名曲から2015年現在の曲までけっこう聴いている方だと思います。ランキングに上がりやすい曲調も、そうでない曲調も好き。ボカロ以外ではもう、普通にポップスしか聞かない、くらいの感じ。
ということで以下、ベリーライト層の、超ゆるーい感想です。
【はこ】
・国旗の感動 ・床は(ご存じとおもいますが)ちょうどミクさんの髪色みたいな色 ・床面積はそこまででもないけど急角度なのでいっぱい入る ・席が狭い。野球場みたいな感じで、跳びはねるのは厳しい ・ペンライトが前の席の人にあたってしまいそうになる ・音響は…素人なのでいいとも悪いとも。迫力があったとは言い難いですが、単に席が遠かったからかも?
【来ている人】
・いままでで一番、訓練されたミク廃っぷりを感じた。コミケ3日目感があったとも言う。(別に変な意味じゃないですよ) 少なくとも自分の見た土曜夜公演では、大学生くらいから30代くらいまでの男性が3分の2以上だったような感触
・ライブに限らないけど、ライブ前後にネットで情報見ていたりすると、素直でやさしい、草食系というかそういうタイプの人が多く目につくきがする
・会場の外でも、ライブのノリを引きずっている感じになっちゃうけど、それっていいことかな悪いことかなってちょっと思いました。便乗した居酒屋さんは賢いよね。
・キャロライン・ケネディさんが来てたらしい。冨田勲先生もいらしてたとのツイートをどっかで見たのだけど、そっちはあまりフォーカスされてない… 始めてじゃないから?w
【ライブ全般】
・初期曲と最近の曲が多く、中間期の曲があまりなかった印象 ・デフォルト衣装が多かった ・ミク以外のボカロはソロ1曲ずつ ・リンレン曲でのトラブル ・テーマソングをやってくれた
詳しくは下記で。
曲について
1 Tell Your World/livetune
最初のイントロのところが、今までのように興奮を煽ってくる感じではなくて、ゆるやかに始まりました。
TYWの最初の音が来た所で、「えっ、1曲めから来ちゃう…!?」的な戸惑いが若干客席に感じられましたが、ボカロ全体を歌った歌、テーマソングということで、もちろん歌ってくれれば乗っちゃいますよ! 個人的に、ボカロで一番好きな曲。
コールが、サビの言葉尻を捉えて「言葉」「音が」になってたのは吹きました。いつのまに…。自分の周りだけ?
いきなりだったので、サイリウムがほぼ緑だったのが残念といえば残念です。ミクさんが一番目立つけれど、クリプトンズみんなを応援しているよ。色々な人が居てそのひとたちがボカロを作っているんだよ、みんな好きだよ。っていう気持ちが、あの5色のの海には込められているんだと、勝手に思ってるので。
2 ラズベリー*モンスター/HoneyWorks
予習CDに入っていたし、DIVA X の動画でも出ていたし。出ることは分かってたんですけど、これにノるの難しい! 楽しいけど!
この曲に限らないけど、「楽しい気持ちを身体で、しかも迷惑にならないように表現する」っていうことの難しさをひしひしと感じるライブでした。
ペンライトを規則的に振って、曲の間にはすかさずかけ声かけて、オタ芸みたいな事するのだけがミクさんのライブを盛り上げる手段かって言うと、なんか違うと思うんですよ。自分の好き嫌いは別として、そういう一糸乱れぬ忠誠を誓う場じゃないとおもう。声優さんのライブだったらそれで、いやそれがいいんだろうけど。
でも盛り上げたいし、自分だってテンション上がっているから動いちゃうし、コールもしたいし。悩ましいなと。
予習CDを出してくれるようになったのは、「どんな風にライブで演るんだろう?」と楽しみにするのももちろんですが、初めての曲に戸惑ってオロオロして楽しめないくらいなら、ネタバレしてでも見ておいて大丈夫だよ、ってことなんじゃないかと推測しているんですが。
じゃあ、それで動きを事前に決めて、映像と楽曲に集中して思い切り楽しめるかっていうと、そうでもないですし。
もちろん、その場のノリで好きにやればいんですけど、何か「あ、これいいな」っていうモーション(我々の)があって、気が向いたらそれを真似してみる、みたいなのがあったらいいかもしれませんね。(じゃあ自分でやればって言われそうだけど…うーんMMDなら行ける…?)
あと。激し目のダンスでしたが、振り付けがなんだか、いつもの感じ…だったような。2013のときに、あれ!? 振付けする人 変わった!? と思ったんだけど、もとの感じに戻ったような…?
不勉強で、プロの方が振りつけているのか、踊り手さんの動画からポロロッカしているのかも知らないんですけど、んー。なんというか、「ボカロというジャンルで定着した踊り方」みたいな気が。しました。
3 はじめまして地球人さん/ピノキオピー
ミクさんライブにはピノキオピー枠ができたんですかね…? 同じPさんの違う曲が続けて出てくるの珍しいような。つぎは「腐れ外道」とか来たら楽しい。
個人的にはミクさんのロボットダンスぽい振り付けは好きでも嫌いでもないですが、こういうロボットっぽい表現してみるのも、今では逆に目新しい感じでいいですね。ぴこぴこしてかわいい。
4 独りんぼエンヴィー/koyori(電ポルP)
今回の新曲は、「大人男性(ミク廃)に受けそうな初期の名曲」「10代女性に受けそうな最近のヒット曲」に分かれている気がするんですが、この曲は「みんなで楽しめる、中間期の佳曲」という感じで、マジミラらしくて好きです。
が、わりと暗めの曲なので、これまたのりづらい…w 後半に来てくれたほうが自分的には良かったかなあ。でも表情とか、Blu-rayで細かいところをきちんと見るのが楽しみ。
5 恋愛裁判/40mP
更にたたみかけるように、ゆっくりめの曲調。曲名はいかにも、中高生に受けそうな厨二ロック(悪口じゃないですよ念のため。好きだし)みたいな感じだけど、実際聴くといかにも40mさんな感じ。これもみんなで楽しめそうでいいですね。(いや、考えればみんなそうかな。)
6 聖槍爆裂ボーイ/れるりり
イントロが流れた瞬間、会場の少ない女性陣が息を呑んでたような気がする。自分は流れだすまで分からなかったですが。
これねえ…これは驚きましたね。
10代の最前線で流行っているようなヤバげな曲を、ライブにぶちこんでくるクリプトンとセガには感服するばかりですよ。そこに痺れる、憧れる。
例えば2013年に、マジミラがなかったとして、しっとり感謝祭/わいわいミクパ という路線であのままずっと行った、という未来を考えてみれば。
「最近、ミクさんも下火だよねー。若い子はGUMIやIAの超能力のでてくるロック曲にとられちゃって(もっかい言いますけど悪口じゃないですよ。カゲプロとか結構好きだったし)、昔のきれいなバラードもいいし、千本桜なんかもヒットしたけど、今の中高生と昔を知ってる大人層で完全に分かれつつあるよねー」
みたいな。感じのマジカルじゃないミライはすぐそこにあった(今もある)と思う。実際、アーケードの音ゲーではそういう世界ができつつあるようにも思います。
それを、ファンよりも早く察知して、何万曲のなかから新・旧・中間、とりまぜて素晴らしいセトリを作り上げた公式はほんっとーにすごいと思う。創作している人の応援をしていくのを至上命題にして、その動きを盛り上げるために頑張ってるけど、同時に、聴くだけのリスナー層が求めている「感じ」もよくわかっている。
まあ要は、レンくんクールでかっこよかったです。キレキレな感じの振り付けでした。歌詞は完全にアウトだけど。
昔ならタグに「セウト」か「高らかにアウト」とか付くやつだよねこれ。ゲームに収録されるのかもですが、パンキッシュあたりに踊らせたらCERO上がりそうな。親御さんが心配して知恵袋に書き込みそうな。そしたら梨本Pに「くたばれPTA」歌ってもらえばいいですかね。私は小市民なので、アンサーソングの「くたばれDQN」とかも好きですけど。
7 ロストワンの号哭/Neru
流れは思い出せないんですが、リンちゃんが出て来て、いきなりもだもだっと激しく動き始めたのでびっくり。会場ちょっとあっけにとられて、「なんだこのかわいい生き物は…」という感じだったと思います。半笑いみたいな。
かと思いきや、突然のマイクスタンド叩き付け。かっこいい!
かーらーの、えっまさかのロストワン!? やってくれますね、ってテンションが上がりました。「東京テディベア」とイメージ的には被ってるけど、本当文句なくかっこよかった! 生身の人間っぽい動きしてくれるの良かったです。かわいいなあ。レーザービームとか使ってくるのもよかった。
えーと、あとで調べたらどうも、最初の方、機器のトラブルで音声入ってなかったみたいですね。そういう演出かと思った。
1日目も、ステージにかなり長めの空白があったそうで、あと音やテンポがおかしかったとも書いてありましたが、ごめんなさい全然気づかなかったです。いかに耳が節穴かってことですね…。
とりあえず、ステージ実現している皆さんも、客席にいる皆さんも、お疲れ様でした。大変でしたね。
でも、その場を悪くすることなく、客席は穏やかに待っていてたまに声援が飛んだと聞いてますし、バンドの方が気を利かせてアドリブをしてくれたそうですね。公式(伊藤社長のやつ見ましたが)のTwitterでも、公式サイトでもきちんとお詫びの言葉があったし。
全員の良識と信頼関係がなければ、こうはいかないと思います。自分が、ボカロを好きでよかったな、と思えます。
円盤を買うことくらいしか自分には出来ないですが、今後もより良いステージが出来るために、やれることをしたいなあ。あと、本当はなんて言っていたのか気になりますw
8 リモコン/じーざす (ワンダフル☆オポチュニティ!)
えー。大方の想像通り、黄色い天使が2人いました。あとは特に覚えてないですね。ほんっとかわいいな!
ただ、正直に言いますと、「スキキライ」の時のテンション上がりっぷりから比べると、若干落ちるかなあという感じ。今回、演ることは分かってましたし、ゲームのPVの出来が良すぎたので、比べるとちょっと派手さに欠けるかなあと。
1日目は演出が違ったみたいなことをちらっと見ましたが。ディスクではどうなるんですかね。
でもなんだかんだ、ステージを駆けまわる二人は元気可愛くてとても良かった!
9 Nostalogic/yuukiss
中の人一号さんが「1日目はコールがいまいち、2日目は頑張れ」みたいなツイートされていたのにも関わらず、もっと声出せるだろう、いけるいける、もっと熱くなれよ!みたいな不完全燃焼で終わってしまった気分が否めないですね。
えむいーあいけーおー!えむいーあいけーおー!(今更)
あと今回、席が遠かったのとコールに気を取られていて、たぷんたぷんを拝見し損ねたのがとても残念…。(いや、そこまで乳スキーじゃないけど、そこまでみんなが熱狂すると気になるじゃないですか…。リアルタイムでそんなとこ見えます?見ます?)
10 スノーマン/halyosy
雪が降る演出がとてもきれいでした。あのキラキラがどこから出ているのか本気でわからなくて、いやキラキラじゃなくて銀紙かな!?とか思ったりしてたんですが。ミラーボール、正面の1つにしか気づかなかったけど横にも低めの位置にふたつあったんですね…。ほんと、何を見に行っていたのか…。きれいでした。はい。
「千年の独奏歌」のときに、初めて「KAITOって実はすごく格好良いんだなぁ」と思ったことを今でも鮮明に覚えていますが、今回も感じました。どうしてだろう。
11 エンヴィキャットウォーク/トーマ
ゲームでのモジュールが好きで、あれで踊ってくれないかなあ…と思ったのですが、デフォ衣装だったと記憶しています。まぁ、わがまま言っても仕方ないかな。
12 深海少女/ゆうゆ
相変わらず可愛い。青のサイリウム、可愛らしい衣装、最期の泡になって消えてしまう演出まで、眼が離せません。
今回は席が遠くて、画面上の表情すらよく見えてなかったのですが、2013の円盤でみると本当に、憂いの表情がこまかくてきれいなんですよね。
ボカロライブを知らない人に、何かを見せるとしたら、「shake it!」と「深海少女」と「アンハッピーリフレイン」あたりを推したいと思います。(って言うと、感謝祭の円盤を正座して見てこい!って言われるんだろうなあ…それはまた今度ゆっくりw)
13 Sweet Devil/八王子P
か わ い い
ハートマークを生み出してステージの上から投げてくれるアイドルは、世界広しといえどもミクさんだけですよ!! ケチャップでオムライスにハートを書いてくれるのとは文字通り次元が違うわけですよ! なんて感動的な体験…
というわけで、その他のライブっぽいことは何一つ覚えていません。
14 二次元ドリームフィーバー/PolyphonicBranch
モジュール衣装、そしていつものロボットダンスだったような…気がします。ロボット枠ふたつめ。
同じくモジュール衣装。ピエレッタとか、白っぽい衣装だとステージ上ではっきりくっきり見えるので嬉しい。この曲はマイクスタンドを振り回す動きがありますが、スタンドが本当に「ある」という存在感があってよいです。
このあたりのどの曲だったか忘れたんですが、アレンジがかなり変わっていてかっこいい!また聴きたい!と…思った記憶があります。たぶんキャットフード…だったような。
しかし、エンヴィと猫枠で被ってるのにはちょっと驚きました。いや別にいいんですけど、ゲームにはだにえるさんの曲も入っていたし、猫の曲って多いなと。
16 アンハッピーリフレイン/wowaka
初回で流れたときは、ゲームの影響でカイト色・レン色のサイリウムも見られましたが、ほぼ緑一色でしたね。ほんと楽しい。腕が疲れるw
以前あった、ギタリストさんと絡む演出が今回はなくなっていて残念でしたが…。
おそらく、「今回は新しいことをやりたいからあの演出を外そう」ではなくて、「前回は出来たけど今回は出来ない」、現実的に実現できなかったんじゃないかと。
ということは、「一度やって実績があるから次回からは出来る」ではなく、あの演出には予算なり手間なりがかなり発生したんだろうなと思います。
それをあえてやってくれた、横浜に生で行けた自分は本当に運が良かったんだなあ。と思いました。はい。
でもですよ。もしなんですけど、ステージの上でミクさんとカイトとレンがゲームPVの通りにぎゃんぎゃん演奏してて、そこにバンドの方が絡んできたとしたら、どうですか。ほんとに、ボカロを知らない人でも度肝を抜かれるような感じになると思いませんか…!
いつか実現する日のために、なるべく公式にまっすぐお金が行くような貢ぎ方をしたいと思いますね…。
17 ロミオとシンデレラ/doriko
みんな大好き、ロミシン。ボードの方にテラスの手すりを映していたのと、細かいことは忘れましたがお城っぽい感じが出てたとおもいます(適当すぎる…)
デフォ衣装でしたが、マイクにあのお花がついてたのが心意気!って感じで素敵でした。わかってるなあ…v
18 glow/keeno
ぶっちゃけちょっと泣きました。こんなこともあろうかと、ちゃんとティッシュもっておいてよかった。
初出の横浜のときはもっとこう、音が大きくて、PVの夕焼けの画面が迫ってくる感じで迫力があって、思わず釣り込まれて…って感じでしたが、あとで一緒に居た人いわく「泣かせにきすぎて音割れてなかった?」とのことで…。冷静すぎるw
19 愛Dee/Mitchie M
これ!これ良かった! 今回の新曲!
あ、Mitchie Mさんも枠(?)ありましたね。ピノさんだけじゃなかった。
えっと、いつものあの独特な調声で、滑らかにかっこよくミクさんが歌ってくれます。聴くだにお洒落で、テンションのあがる曲調。
で、ルカさんが横で…キーボード弾いていたのかDJしていたのかもよく分からなかったですが、セッション的なことをしています。
動きがですね、すごくそれっぽくて、存在感があってナマっぽい感じ。
ルカさんのラップすごくかっこいいの。
もっと盛り上がろうよお!って思いましたよね。「 shake it!」のときは初回から盛り上がってたじゃん!?と。掛け声がうまくかけられない曲だと盛り上がれないとか、おかしくないですか。そんなのさみしい。
これはもう、いっちゃなんですけど受け手の問題な気がしますね…。もっとバラけたメンバーになれば、盛り上がる曲もバラけていい感じになるんじゃないかなあ。
まあ、掛け声かけないと盛り上がり方わからないってのもあるんですよ。えらそうなこと言ってますけど自分もそうですよ。「 shake it!」のときは、「Oh Yeah!」って画面に出してたじゃないですか、あれは大きかったし、我々のことをよくわかっていると思う。おーいぇー。
だれかー!掛け声かけないで思いっきり盛り上がれるやり方教えてー!!!
20 Just Be Friends/Dixie Flatline
そういえば久しぶりに聴いたかもしれないなあ…。懐かしい。
ルカさんが手を降ってくれたところで、会場がペンラのせいでなく桃色に染まるのが見えました。キャールカサーン。
21 shake it!/emon
わたしこの曲とモーションがものすごく気に入っているんですけど、なぜかというと、今までライブで観たなかでもいちばん、一般人にも受けそうなというか普通の振り付けだからですね。超ライト層としては、こういうの新鮮で好きだし、「ボカロ」の外の人にも気軽に楽しんでもらえるんじゃないかな?と思う。
入り方が前と違いますね…? どうして変えたんだろう。やっぱり実現が難しい感じなのかな?
3人で踊っているのをみて気づいたんですが、ステージ真ん中と、その左右にスポットライトがあたっていて、各ライトの中心に入ると明るく見えるってことですかね。
中央にミクがいて左右を鏡音が挟むと、ミクが明るく、二人が暗く見える。そこから歩いて(走って)位置が変わると、ミクが暗くて二人が明るい瞬間もある。少なくとも、自分の観ていた感じはそんなでした。
22 Packaged/livetune
いやーいいですね。本当に大好きな曲。
六本木で、ミクスペリアのプロモのためにメトロハットでARライブやってたことがありましたが(2013年7月)、そのときの感動を思い出しました。
ライブとしては、うーん。特に目新しいなにかがあったわけではないというか少なくても自分には見えてなかったですが、とにかく好きなので嬉しかったです。
23 ワールドイズマイン/ryo(supercell)
いやー…みんな活き活きしてるなあ…(白目) 結局このへんに回帰するのかあ…っていう。
個人的な話ですが、WIMがなければたぶんボカロ厨になってなかったと思うので、そういう意味でも感慨深いですね。ryoさんと小悪魔ミクさんこわい。
24 ODDS&ENDS/ryo(supercell)
っていうか、これもryoさんですね。
ボカロにおける最大の功労者のひとりが、これほどの葛藤をかかえて、それをこんな素敵な曲に昇華したということ。そのドラマが素晴らしいと思いますし、ボカロはこんな風に、色々な思いや夢をいっぱい抱えているんだということを、「ボカロの外」にも知ってもらえたらなあと思います。
ステージの感想じゃないですけど、うーん今回特有のなにかは覚えてないなあ…。あの走り回る振付すごくすごく好きです。
25 Hand in Hand/livetune
これ、嬉しかったですね。今回で一番良かったと思った曲。
昨年、「テーマ曲」というものがせっかく作られたのに(しかもさつきさん)、最後まで流れないの結構ショックだったので、今年は「そういうものなんだ…」と自分に言い聞かせて来てましたが、最後の最後で流してくれたので、嬉しい驚きでした。
例のごとく、コールもサイリウムの振りも決まっていないわけですが、「Hand in Hand」部分を一緒に歌うことでおちついたみたいで、みんな思い切り叫んでました。
いい歌だなあ…やっぱりlivituneさんの曲はキレイで真っ直ぐでいいなあ。
最初にサイトで聴いたときには、Packaged→TYW→DECORATORときて、「なんだかちょっとさみしいな」と思いましたが、全然そんなことないですね。みんなで手を繋いで行こう!っていう、あの場にいると本当にそういう、これからも進んでいくよ!っていう方向性、ミライが見えた気がしました。あ、なんか泣けてきた。
26 39/sasakure.UK×DECO*27
この歌とももう随分、つきあいが長いですね。「有名ボカロP同士がコラボして曲を上げる」みたいなのを当時あまりみたことがなくて、驚いて嬉しかった覚えがあります。
PVは前と同じ、今までのキービジュアルなどが出てくる形式で、うーん正直にいえば最初は手抜きかな…?と思いましたが、懐かしいしかわいいのでいいと思います!
今年は39砲(って言い方でいいのかな?)でしたね…いいなあ。一度でいいからあの銀色のテープ貰ってみたい。
そういえば、お役目を果たしたディラッドボードをどうするか…売る?それはそれでコストかかるけど…って一号さんが呟いてたけど、たぶんそれ高値で売れると思う。私とかミク廃とか私とかに。
27 ハジメテノオト/malo
いきなりみんなが大合唱を始めたので驚きました。いや、もちろん歌えますけど、自分もボカロ厨としてまだまだだなと…。
後半、PVでお城(?)なのが映って、花火が上がって。盛り上げようという気持ちが伝わりましたし、実際盛り上がっていたと思います。
ちなみに私の「ハジメテノオト」は「炉心融解」でした。
28 …Hand in Hand
みんな、終わってもなかなか帰らない…w 三本締めはいつもやっているけど、今回はさらに「Hand in Hand」大合唱。慣れ合いもはなはだしい感じですね。思わず最後まで残りましたよね。
終わった出口でも、ふらふらライトをふってる人がいました。さすがにすぐ消すと思うけど。楽しかったですね。
きちんと着替えて袋もしまって帰ったほうが、長い目で見てボカロのためになるような気がしますが、うーん。まあ、価値観はひとそれぞれだし。と投げておいて。
クリプトンさん、セガさん、バンドのみなさま、その他色々なスタッフのみなさん、本当にお疲れ様でした。楽しかったです。
次のマジミラを楽しみに、また仕事を頑張りたいと思います。
マジカルミライ2015 in 武道館!@企画展。
昨日はマジミラというよりボカロについて、思いの丈を思いきり書けてすっきりしました。
「だってステージの上に初音ミクは居ないじゃん」と思ってる人へ。 - あなたの歌がききたくて。
なのだけど、せっかくの感動を忘れそうなので、ライブについて備忘として書いてみる。多分すでに記憶違いが多々あるので、違うよ!とか思っても石とか投げないでそっと閉じてください。
確か、初音ミクのライブに行き始めたのが2012年。最初が赤レンガ倉庫、ウォータースクリーンステージ。あと八景島のイベントかな。それから、2013年和歌山ミクパに、横アリのマジカルミライ、2014年の大阪体育館のマジミラ。くらい。まだまだですね。
その中で、一番印象に残っているのはやはり、マジミラ2013かな。横浜アリーナに響き渡る、色彩鮮やかな新曲が並んだライブが忘れられません。
でも、今回のライブは、それに続く楽しさがあって良かった!楽しかった!という話をだらだらと書いていきます。
今回、一緒に行ってくれる人が直前に訃報を受けて、初のぼっち参加でした。終わった後考えてみれば意外とさみしくなかった。
家を出たのが13時前、15時前に東京メトロの九段下駅に着。特にそれっぽい人はいないな…と思いきや、2番出口を出たとたん、黒Tやらはっぴの人がいっぱい。もう企画展・物販は見終わって、こっちに流れてきてたのかな? あいにくの曇り空。かき氷やビールを道で売ってましたが、誰も買ってる人はいなかった…。
北の丸公園の「昭和館」の隣を通り、「田安門」(江戸城の名残なんですねこれ。すごいなー)を通って、
もう目の前が武道館。*1
わー。屋根の上のこれが、噂の金色のタマネギ…もとい擬宝珠(ぎぼし)。その下でネギを振りにきましたよー。
物販ののぼりを横目に歩いて行くと、「武道館」の派手な看板の下にマジカルミライの横断幕(?)。お写真スポットですね。写メってる人がいっぱい。
そこを抜けてだらだらと緑の中の道路を歩いて行く。
武道館と科学技術館の間あたりに、バイク・自転車だまりがあって、シーエさん仕様のカワサキ(呼び方合ってます?)やら、八王子Pのサイン入りマウンテンバイクが。新曲「シンデレラデスクトップ」の絵柄だったけど、「仕事早いな…」と側の人が呟いてました。確かに。
「科学技術館」。
ロビーには今回のメインビジュアルのミクさん。凛々しい!
企画展のチケットは500円。今回初の電子チケットでしたが、特に紙チケットと入り口は分かれてませんでした。
電子チケットって、QRコード的な感じでリーダーで読むものだとばっかり思ってたら、フリックして「OK」押してる…。そんなんでいいんだ…。 まあ、事前にアプリのレビューを見たら「当日、入り口でフリーズした」などのレビューもあって心配してたので、スムーズにはいれて良かったです。
入ってみた感想としては。わりかしそっけないコンクリの造りで、天井も低いけど、蜂の巣みたいな形してるのが面白いスペース。
ミクさんの説明用タペストリーに、ポスター。
なんかうれしい。
3号館:
今回用の缶バッジガチャは売り切れてました。デスクトップの方も可愛い。
「スマホロ」というポニーキャニオン発売のなにかの販売をしてました。ハコビジョンみたいなやつかな?*2
4号館:
セガ。「DIVA X」でしたっけ?の試遊スペース。待ち時間…40分くらいだったかな? 違うかも。並んでるの楽しそうだったけど、人前に出せるほどの腕じゃないのでスルー。
5号館:
えーと…グッズですね。(適当) コスパ、グッスマ、Gift、ボークス。正直ボークスしか目に入らなかった。
写真撮るのに列が作られてたのでならびました。ほんっとキレイカワイイ。欲しいけど、ちゃんとメンテしてあげないとかわいそうだしなあ…。
グッスマのフィギアもよかった。壁に飾るシカの角みたいなの(?)を付けたばかでかいカメラでやたら接写してる人が居てびっくり。
6号館:
うーん…グッズでした。(適当)
洋服が売ってました。これとか、普段着られそうな気がしますね。
赤い羽根募金、5000円札しかなかったのでしなかったけど…。崩してでもちゃんとすればよかったなあ。しかしイマイチ用途がよくわからないんだよなあ。
赤い羽根共同募金 - つかいみち - つかいみちを見る - アイコンで見る共同募金の使いみち
…満遍なく地域に役に立つらしい。あしなが基金とかと違ってわかりづらい。それはともかく、クリアファイル欲しかった…(こらこら)。
札幌観光協会が宣伝してました。行きたいなあ。
7号館:
定番というか大本命というか、当たり前だけどVOCALOIDソフトの販売してました。ちらっと見てたら、ミクV3だったかな?をお買い上げしてる20代くらい?の男性が…!
作曲がんばってください。応援してます。
隣で、生放送ができるかわいいミキサーの宣伝してました。ちょっと触ってみたけど、オモチャみたいな感じで、本当に使えるのかな。 …と思ったら、奥で触ってる人がいた。
AG03-MIKU - ウェブキャスティングミキサー - ヤマハ株式会社
なんか垢抜けた人たちがいると思ったら、やっぱり生主さんみたい。ときめきました。いやー目の保養。ほんとに。
マジカルミライ出展 - AG03-MIKU - ヤマハ株式会社
あとタワレコのコラボ。ビジュアルめっちゃかわいい。
スマホゲームの縁日ブースやってました。人が並んでて盛況の様子。
あと奥で、八王子Pのサイン会やってました。前のライブでもやってたような。たまごに目鼻系のイケメン。
8号館:展示なし。
9号館:
「Project Morpheus」のデモ。16時から16時半の回の抽選中。でも抽選の列には誰もおらず。勇気を出してやってみたら、iPad?でトランプ引かされて「Sorry」表示でハズレ。ああん体験したかった…。
Oculus Riftはこないだ始めて体験したんですけど、なんかモノがあまりに立体的で、浮いて迫ってくる感じで怖かったかな。慣れればハマりそう。
10号館:
お待ちかね、主催者展示。ピアプロの壁…ではなく、ピアプロカレンダー投票、メッセージでつくるツインテール、ライブ描きおろしイラスト&サイン、KARENTの楽曲PV、祭壇。展示されてる等身大フィギアは、ここでは深海少女。祭壇で桜色のお着物着てるミクさんがすごく好みで可愛かった。*3
描きおろしイラスト、今回の絵師さんがみんな好みストライクでとても楽しかった。
一点だけ、「ピアプロの壁」が今回は外(武道館の前)だったのに気付かず、ライブが終わったら行こう!と思ってたのに、まんまと忘れて意気揚々と帰ったのを後悔しています…。ああん。
まだ肝心のライブにたどり着かない…。
いったん切ります。