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あなたの歌がききたくて。

小説とVOCALOIDと知らない人のことばが好き。

【4日目分】「ボカロ」の歩みを振り返る-07年・「ニコ動」という遊び場と2ちゃんねる

本日も、お仕事や家事にブログ更新、その他もろもろ、お疲れ様です。

walking43.hatenablog.com

初音ミク誕」の月である8月、好きな「ボカロ」について思い切り喋りたいということで勝手に始まりました企画、やっと4日目分となります。腱鞘炎になりそう。楽しいです。

2日目分ですが、確か「KAITO」が発売された辺りで終わっていたと思いますので、いよいよ07年、「初音ミク発売」辺りから。

* * *

★「支離滅裂」? 動画サイト「ニコニコ動画」の黎明期

ひろゆきが新しく、動画サイトを作ったらしいよ」
「だれ? 友達?」
「…2ちゃんねるの管理人」
「動画サイトって何? YouTubeみたいなやつ?」
「そう」
「名前はなんて言うの?」
ニコニコ動画
「…え?」
「だから、『ニコニコ動画』」
「えぇー…」

上記の会話をしたのが、確か2007年…なんだろうか。
2ちゃんねる」という巨大掲示板があることはもちろん知っていた。当時の自分の認識としては、「魑魅魍魎が跋扈する怖い場所」。でも、04年に書籍が刊行された「電車男」は面白いと思っていて、新本で買ったしドラマも映画も観た。
VIPPER」という人たちが居ることは知っていても、語尾についている「w」の意味が分からなくて、大量の文字化けかと思っていた。

そんな周回遅れの自分が初めて「VOCALOID」を聴いたのが、09年の6月。
なので、この時点、黎明期の「ニコ動」の盛り上がりというのは、後から聞いた話になります。


これ自体は、割と後になって上げられた曲だけれど、導入として分かりやすい…ような気がする。(素人目には) 
最初の方に「支離滅裂」という言葉が出てくるのが面白い。


当時流行っていた色々が垣間聴ける動画。


この動画を貼るときに震撼したんですけど、動画番号が「sm83」なんですよ。今だと普通、「sm」のあとに数字が8桁続くんだけど、まさかの2桁。こわい。
これを歌っている人(ゴムさん)が、


今は、音楽集団・HoneyWorksをやっているのだけど、言っても信じて貰えなかったことがある。「告白予行練習」が映画化されていた、あのハニワさん。「同姓同名(?)でしょ!?」 …いえ、同一人物です。
私も最初はよく分かってなかったけど、気づけば押しも押されもせぬ有名P。遠くまで来たなあ、というか。
古参の人も、どんどん立ち位置や作風を変えていくのが、面白いなあ、凄いなあと思う。

★ナイスタイミングで発売された「VOCALOID

06年12月、実験サービスとしてニコ動が開始。
それから8ヶ月を経て、07年の8月、VOCALOID初音ミク」が発売。


www.itmedia.co.jp

news.livedoor.com

ascii.jp


DTMソフトとしては異例の一万本を売り上げ、ニコ動にどんどん動画が投稿されていった…らしい。
当初はカバー曲が多かったものが、段々とオリジナル楽曲が多くなってきた。アニソン風、テクノポップ辺りの曲調が多かったとも聞く。


kz(livetune)さんの不朽の名曲。「バーチャルアイドル」という、キャラクターを前面に押し出した捉え方と、「シンセサイザー」としての歌声は、二分されているように感じることもあるし、同じことだなあと思う時もある。


謎にテンションが上がる動画。ここまで動かすまでに何枚描いたんだろう。楽しかった雰囲気が感じ取れる。


ascii.jp

さすがのアスキー。目の付け所といいタイトルといい。

★「ネット民」vs「TV/電通」? 立て続けの騒動


ミク発売から一月半。10月の後半に、ネットを騒がせる事柄が立て続けに起きる。

www.matome.info


★10/11頃より、大手検索エンジンで、「初音ミク」の画像が検索できない問題

GoogleYahoo!で「初音ミク」を検索しても、正しい関連画像が出てこないという話があり、↓の問題と合わせて、ネット上で陰謀論が白熱。


★10/14、TBS・「アッコにおまかせ」にて初音ミクが扱われる。

番組での扱いが冷笑的だとして、炎上気味に。まあ話題に関わらず、媒体と時代と当該番組のノリを考えたらそんなものかとも個人的には思いますが。
取材されたうちの一人が「Ievan Polkka」の動画の方だったのが驚き。そうだったのかー。


Wikipediaにて、「初音ミク」の項目の削除依頼が複数行われる。

何が気に入らなかったのか…。これは今でもよく分かりません。


8/17に、ホリプロバーチャルアイドル伊達杏子」が再デビューしたばかりだったこともあり、「アッコ~」にホリプロが企画協力していることも併せて、ネット由来である初音ミクを潰そうとしているのでは!?という流れになったらしい。
さらには、「電通の陰謀だ!」と騒がれていたりしたけれど、そもそも伊達杏子電通の関連はWikiにも載っておらず。…あんまり細かいところまで深入りする気はないけど。

塊塊塊塊塊塊塊塊塊 – 移譲記章

笑いました。2行(?)でよくまとめるなあ。

まあ、陰謀論はネタとしても、いかにもネットらしいノリだなと。
この辺、今に至る「俺らのミクさん」感に一役買っているのかもしれない。もう流石に忘れられてるかもしれないけど。

★頑張ったら報われる世界に。今に続く「著作権」問題

一般のネットユーザー(プロの方も居ましたというか居ますが)によって、楽曲がアップロードされていくのに伴い、商業化の問題が出てくる。
クリプトンと、ニコニコの運営元であるドワンゴの関係会社とで話が食い違っていたという話もありますが、これも詳細まではちょっと。


www32.atwiki.jp


★「みっくみくにしてあげる」のJASRAC登録

人気曲「みっくみく」の作者(ika氏)が、曲の著作権の管理をドワンゴ関連会社(ドワンゴ・ミュージックパブリッシング)に委託。伴い、JASRACへ登録される。

→「二次創作が自由にできなくなる」と騒動に。
→登録の際、アーティスト名を「初音ミク」とし、作者名を入れていなかった。
クリプトンとしては、「作家名+featuring初音ミク」で登録するよう依頼していた為、そこは手違いとして謝罪があったらしい。


blogs.itmedia.co.jp


この辺り。昔の自分は、何を言っているんだか分からなかったんですよね。
自分が聴いているのは「初音ミクの曲」なんだから、別に作者名を入れる必要なくない?くらいに思っていて。
今の認識から言うと、そう思っていた頃の心理がもう実感できない。変われば変わるもんです。


★「着うた」無断配信問題

上記のドワンゴ関連会社が、作者と正式な契約を交わさず、着うたを突然配信していた問題。(状況は人による。OSTER projectさんは、「正当な手続きを踏んだ」と明言されているページが残っている)

暴露スレに、あの人やあの人が顔を出していて、「メルトの人」に至っては、自分で着うたを作ってzipで落とせるようにしてくれていたり。
そんな事やっていたのか…格好良いなあ。惚れ直します。

ドワンゴ側がなんだかなって感じなんですよね。ボカロユーザーを「初音ミクのために曲を提供してくれるアマチュア」的に捉えていたように見えてしまう。
今なら考えられないけど、その考えられない状態というのは、クリプトンが踏ん張って勝ち取ったものなのかなと。

JASRACもネットで叩かれがちだけど、悪者扱いするのもなんか違う。独占も変わってきつつあると思う。

www.excite.co.jp


まあ、ボカロに関しては、楽曲を商業のバンドに勝手に歌われたりもまだ普通にあるっぽいので。権利はまだ、完全に確立された訳ではないかと。

あと、楽曲のいわゆる盗作問題ってやつもある。もちろん、商業側にもボカロ側にもある。その辺は自分には真偽がわかりにくいんですが。また後日。

★「作るひと」を応援する姿勢。「ピアプロ」の設立

piapro.jp

さらに2ヶ月後。2007年の12月、クリプトンが、創作を支援するサイト(でいいのかな)「ピアプロ」を開設。
ピアプロ」が「Peer production」の略だということを今回はじめて知った。Wikiに←の解説があるけど、英語なので、興味ある方はどうぞ(いるんだろうか)。

例えば、作った曲を上げて歌詞を募るとか、動画に使ってOKなイラストをアップするとか、そういうことができるサイトです。イラストや曲を募集するイベント(ピアプロコラボ)とかも割りとやっているきがする。
自分も一応アカウントは持ってるんですが、ほぼ持ってるだけなので、お恥ずかしい限りです。

その後、09年6月にPCL(ピアプロ・キャラクター・ライセンス)が制定され、本格的に創作関連の足場が固められることに。

piapro.jp

ピアプロ・キャラクター・ライセンス(PCL)はクリプトン・フューチャー・メディア株式会社が作成しました。当社は法律事務所ではなく、このライセンスの頒布は法的アドバイスその他の法律業務を行うものではありません。

…この文言が追加されるに至った経緯を考えると、お疲れ様です。ってなる。

piapro.jp

今はこういうガイドラインもある模様。

* * * 

おかしいな…ここまでで、やっと2007年が終わったところとか。。。
巻いていかないと追いつかないですね。

今回はここまで。