あなたの歌がききたくて。

小説とVOCALOIDと知らない人のことばが好き。

【4日目分】「ボカロ」の歩みを振り返る-07年・「ニコ動」という遊び場と2ちゃんねる

本日も、お仕事や家事にブログ更新、その他もろもろ、お疲れ様です。

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初音ミク誕」の月である8月、好きな「ボカロ」について思い切り喋りたいということで勝手に始まりました企画、やっと4日目分となります。腱鞘炎になりそう。楽しいです。

2日目分ですが、確か「KAITO」が発売された辺りで終わっていたと思いますので、いよいよ07年、「初音ミク発売」辺りから。

* * *

★「支離滅裂」? 動画サイト「ニコニコ動画」の黎明期

ひろゆきが新しく、動画サイトを作ったらしいよ」
「だれ? 友達?」
「…2ちゃんねるの管理人」
「動画サイトって何? YouTubeみたいなやつ?」
「そう」
「名前はなんて言うの?」
ニコニコ動画
「…え?」
「だから、『ニコニコ動画』」
「えぇー…」

上記の会話をしたのが、確か2007年…なんだろうか。
2ちゃんねる」という巨大掲示板があることはもちろん知っていた。当時の自分の認識としては、「魑魅魍魎が跋扈する怖い場所」。でも、04年に書籍が刊行された「電車男」は面白いと思っていて、新本で買ったしドラマも映画も観た。
VIPPER」という人たちが居ることは知っていても、語尾についている「w」の意味が分からなくて、大量の文字化けかと思っていた。

そんな周回遅れの自分が初めて「VOCALOID」を聴いたのが、09年の6月。
なので、この時点、黎明期の「ニコ動」の盛り上がりというのは、後から聞いた話になります。


これ自体は、割と後になって上げられた曲だけれど、導入として分かりやすい…ような気がする。(素人目には) 
最初の方に「支離滅裂」という言葉が出てくるのが面白い。


当時流行っていた色々が垣間聴ける動画。


この動画を貼るときに震撼したんですけど、動画番号が「sm83」なんですよ。今だと普通、「sm」のあとに数字が8桁続くんだけど、まさかの2桁。こわい。
これを歌っている人(ゴムさん)が、


今は、音楽集団・HoneyWorksをやっているのだけど、言っても信じて貰えなかったことがある。「告白予行練習」が映画化されていた、あのハニワさん。「同姓同名(?)でしょ!?」 …いえ、同一人物です。
私も最初はよく分かってなかったけど、気づけば押しも押されもせぬ有名P。遠くまで来たなあ、というか。
古参の人も、どんどん立ち位置や作風を変えていくのが、面白いなあ、凄いなあと思う。

★ナイスタイミングで発売された「VOCALOID

06年12月、実験サービスとしてニコ動が開始。
それから8ヶ月を経て、07年の8月、VOCALOID初音ミク」が発売。


www.itmedia.co.jp

news.livedoor.com

ascii.jp


DTMソフトとしては異例の一万本を売り上げ、ニコ動にどんどん動画が投稿されていった…らしい。
当初はカバー曲が多かったものが、段々とオリジナル楽曲が多くなってきた。アニソン風、テクノポップ辺りの曲調が多かったとも聞く。


kz(livetune)さんの不朽の名曲。「バーチャルアイドル」という、キャラクターを前面に押し出した捉え方と、「シンセサイザー」としての歌声は、二分されているように感じることもあるし、同じことだなあと思う時もある。


謎にテンションが上がる動画。ここまで動かすまでに何枚描いたんだろう。楽しかった雰囲気が感じ取れる。


ascii.jp

さすがのアスキー。目の付け所といいタイトルといい。

★「ネット民」vs「TV/電通」? 立て続けの騒動


ミク発売から一月半。10月の後半に、ネットを騒がせる事柄が立て続けに起きる。

www.matome.info


★10/11頃より、大手検索エンジンで、「初音ミク」の画像が検索できない問題

GoogleYahoo!で「初音ミク」を検索しても、正しい関連画像が出てこないという話があり、↓の問題と合わせて、ネット上で陰謀論が白熱。


★10/14、TBS・「アッコにおまかせ」にて初音ミクが扱われる。

番組での扱いが冷笑的だとして、炎上気味に。まあ話題に関わらず、媒体と時代と当該番組のノリを考えたらそんなものかとも個人的には思いますが。
取材されたうちの一人が「Ievan Polkka」の動画の方だったのが驚き。そうだったのかー。


Wikipediaにて、「初音ミク」の項目の削除依頼が複数行われる。

何が気に入らなかったのか…。これは今でもよく分かりません。


8/17に、ホリプロバーチャルアイドル伊達杏子」が再デビューしたばかりだったこともあり、「アッコ~」にホリプロが企画協力していることも併せて、ネット由来である初音ミクを潰そうとしているのでは!?という流れになったらしい。
さらには、「電通の陰謀だ!」と騒がれていたりしたけれど、そもそも伊達杏子電通の関連はWikiにも載っておらず。…あんまり細かいところまで深入りする気はないけど。

塊塊塊塊塊塊塊塊塊 – 移譲記章

笑いました。2行(?)でよくまとめるなあ。

まあ、陰謀論はネタとしても、いかにもネットらしいノリだなと。
この辺、今に至る「俺らのミクさん」感に一役買っているのかもしれない。もう流石に忘れられてるかもしれないけど。

★頑張ったら報われる世界に。今に続く「著作権」問題

一般のネットユーザー(プロの方も居ましたというか居ますが)によって、楽曲がアップロードされていくのに伴い、商業化の問題が出てくる。
クリプトンと、ニコニコの運営元であるドワンゴの関係会社とで話が食い違っていたという話もありますが、これも詳細まではちょっと。


www32.atwiki.jp


★「みっくみくにしてあげる」のJASRAC登録

人気曲「みっくみく」の作者(ika氏)が、曲の著作権の管理をドワンゴ関連会社(ドワンゴ・ミュージックパブリッシング)に委託。伴い、JASRACへ登録される。

→「二次創作が自由にできなくなる」と騒動に。
→登録の際、アーティスト名を「初音ミク」とし、作者名を入れていなかった。
クリプトンとしては、「作家名+featuring初音ミク」で登録するよう依頼していた為、そこは手違いとして謝罪があったらしい。


blogs.itmedia.co.jp


この辺り。昔の自分は、何を言っているんだか分からなかったんですよね。
自分が聴いているのは「初音ミクの曲」なんだから、別に作者名を入れる必要なくない?くらいに思っていて。
今の認識から言うと、そう思っていた頃の心理がもう実感できない。変われば変わるもんです。


★「着うた」無断配信問題

上記のドワンゴ関連会社が、作者と正式な契約を交わさず、着うたを突然配信していた問題。(状況は人による。OSTER projectさんは、「正当な手続きを踏んだ」と明言されているページが残っている)

暴露スレに、あの人やあの人が顔を出していて、「メルトの人」に至っては、自分で着うたを作ってzipで落とせるようにしてくれていたり。
そんな事やっていたのか…格好良いなあ。惚れ直します。

ドワンゴ側がなんだかなって感じなんですよね。ボカロユーザーを「初音ミクのために曲を提供してくれるアマチュア」的に捉えていたように見えてしまう。
今なら考えられないけど、その考えられない状態というのは、クリプトンが踏ん張って勝ち取ったものなのかなと。

JASRACもネットで叩かれがちだけど、悪者扱いするのもなんか違う。独占も変わってきつつあると思う。

www.excite.co.jp


まあ、ボカロに関しては、楽曲を商業のバンドに勝手に歌われたりもまだ普通にあるっぽいので。権利はまだ、完全に確立された訳ではないかと。

あと、楽曲のいわゆる盗作問題ってやつもある。もちろん、商業側にもボカロ側にもある。その辺は自分には真偽がわかりにくいんですが。また後日。

★「作るひと」を応援する姿勢。「ピアプロ」の設立

piapro.jp

さらに2ヶ月後。2007年の12月、クリプトンが、創作を支援するサイト(でいいのかな)「ピアプロ」を開設。
ピアプロ」が「Peer production」の略だということを今回はじめて知った。Wikiに←の解説があるけど、英語なので、興味ある方はどうぞ(いるんだろうか)。

例えば、作った曲を上げて歌詞を募るとか、動画に使ってOKなイラストをアップするとか、そういうことができるサイトです。イラストや曲を募集するイベント(ピアプロコラボ)とかも割りとやっているきがする。
自分も一応アカウントは持ってるんですが、ほぼ持ってるだけなので、お恥ずかしい限りです。

その後、09年6月にPCL(ピアプロ・キャラクター・ライセンス)が制定され、本格的に創作関連の足場が固められることに。

piapro.jp

ピアプロ・キャラクター・ライセンス(PCL)はクリプトン・フューチャー・メディア株式会社が作成しました。当社は法律事務所ではなく、このライセンスの頒布は法的アドバイスその他の法律業務を行うものではありません。

…この文言が追加されるに至った経緯を考えると、お疲れ様です。ってなる。

piapro.jp

今はこういうガイドラインもある模様。

* * * 

おかしいな…ここまでで、やっと2007年が終わったところとか。。。
巻いていかないと追いつかないですね。

今回はここまで。

【3日目分】「ボカロ」ブームの立役者(の一部)を紹介

え…っと。お久しぶりです。


walking43.hatenablog.com


上記の記事で、「8月中は「ボカロ」関連で毎日更新」を掲げていたわけですが。
まさかの7日間、間を空けるという。
大変申し訳ないです。あと恥ずかしい。(正直)

お盆休みに入る前で、仕事が若干立て込んでいたというのもあるんですが。
その後、ちょっとプライベートで色々あったりしまして。

悲しい事、ではあるんですが。何というか、この度はあまり、落ち込んで引きずる感じの悲しさではなく。
今ごろ、肩の荷を降ろして、会いたい人たちに会いに行っていると思います。


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自分は相当おセンチメンタルな所があるので、「花火」が結構好きです。
きらきらしてきれいだからというのは勿論ありますが、そこに至るために、手作業で火薬を詰めて乾かして…という、営々とした地道な作業があるわけで。
それが結実して、人を楽しませて、消えていくというところに魅力を感じます。


まあ、しみじみしてみたところで、普通に自分で決めたことを1週間ぶっちぎってますからね…。
取り敢えず、書きます。できれば、遅れを取り戻すまで書けたらと思います。

* * *

まずは、前回喋り足りなかった部分から。
公式をはじめ色々な人によって成り立っている「ボカロ」ではありますが、特に関わる企業、その中でも立役者と言える人について。
企業でいうと、クリプトン、ヤマハセガ辺りが「公式が最大手」なラインだと思っている訳ですが(…)、他にも日本国内だけで、インターネット、AHS、1st PLACE、UTAUとかMMDは裾野が広がるばかりだし、CeVIOはプロジェクト名で言ったほうが正確なんでしょうか。
とにかく色々な所から色々な事物が出ているし、グッズやコラボの主要な提携先を挙げるだけでもめんどくさいというかさすがに全部は把握していません。
なので、ここでは4人の方だけ取り上げさせて頂きます。

★長かった「VOCALOID」開発期間

ヤマハ株式会社 剣持 秀紀氏

音声合成ソフトのブームの火付け役であり、現在でも中核を担っている製品といえば、やはりヤマハ株式会社の「VOCALOID」。
その開発責任者だったのが、上記の剣持氏です。

ヤマハとベルギーの会社が音声関連の合弁会社を作る事になり、そこへ出向に。
合弁の解消によりヤマハに復職し、2000年から、VOCALOIDの開発が開始。
「細く長く」続いてきたプロジェクトだったが、07年に「初音ミク」がヒット。その後、国内でも多くのVOCALOIDが発売されることに。
ネット上で纏まった分量のインタビュー等が意外と無いんですが、音声合成技術に関するお話が本当に面白い。「言葉」と「音」の関係を追求してきた方なんだなと。


newswitch.jp

newswitch.jp

上記の記事で、前後関係が分かりやすい。剣持氏が茶髪にされている理由をはじめて知ってふふっとなりました。

★「音楽」や「ネット」に興味があったひとたち


クリプトン・フューチャー・メディア 伊藤博之社長


えっと。下記がですね、伊藤社長が今までを振り返って書かれた文章なんですが、本当に面白いし中身が濃いので、引用とか要約とかし辛い…。

クリプトン|設立20周年のごあいさつ

80年代後半、デジタル音楽機材が汎用化しはじめた頃に魅せられたこと。当時は北海道大学の職員をされていて、その繋がりでインターネットの存在と可能性を知り、「いてもたってもいられない気分」だったこと。
「音楽」「デジタル」、そして「ネット」に魅せられて会社を設立された伊藤社長だからこそ、今の「ボカロ」があるんだなあ、と。
(トフラーさんとかしれっと出て来て、名前しか知らなかったんですが、情報化社会を予言した人なんですね。主著は「第三の波」。今年の6月に逝去。)

当時、サンプリングCDの販売から、携帯の着メロにも手を広げて、音源チップ関連でヤマハと繋がり、剣持氏と出会われたという経緯らしい。
そして、後述の佐々木渉氏が担当の中心となり、音声合成ソフトのシリーズをリリースしていく事になります。

自分の中で、社長のビジュアル的なイメージが、常にポロシャツだったりします。ボカロ関連の記事とかでたまに見かけるけど、13年に紫綬褒章を受賞された時ですら、(自分の見た記事では)茶色のシャツ。特にポリシーがあってああいう格好をされているのか分からないですが、すごく「らしい」感じがして好き。

講演とか特典の映像、TV…では自分は意外と見ていない気もする。実際にお見かけすることも多々。
2013年、伝説の横浜アリーナ、初のマジカルミライで挨拶されていたのを観たのが最初だったかな。私は死ぬほどテンション上がったけど、皆そわそわしていて、「校長先生のお話」感があった。訥々とした喋り方を覚えてます。
2014年の大阪マジミラだったと思うけど、イベント会場(の隅)でトークされていた。議題は海外進出の周辺の話だったかと。(その後、V3_ENLISHが出たりMIKU_EXPOも色々なところで開催されたりしていますが、今はどうなんですかねその辺。)

MEIKO10周年生誕祭の時だったか、入り口の関係でふつうにファンが並んでいる列に並ばれているのが目撃されていたり。
昨年のエイプリルフールでは、「伊藤ヒロユキ V4X」なるものが、公式HPで発表されていて吹いた。(あ、V4Xってのは、VOCALOIDの最新バージョンの商品名みたいなものです。)
これだけの大きさのムーブメントにも関わらず、そのへんの距離が近いのが何かいいなあと。

diamond.jp

上記の記事は2014年のものですが、分かりやすくて面白い。
以下、上記からの引用です。

でも、コンピュータが普及する前までは、クリエイティブなことって限られた人のものだったわけです。作曲家や小説家、画家など一部の才能のある人だけがクリエイティブだと思われていた。才能があるのは社会の中でもごく一部の人だけで、多くの人は取るに足らないと思われていました。
(中略)
でも、コンピュータを所有するのが普通になり、インターネットが広まったら、一部の人だけでなく、一般の人たちがネットで創意工夫を爆発させるようになったわけです。それって、僕にとっては「やっぱりそうだよね」という感覚でした。だって、僕自身1990年代前半に当時100万円もしたMacを買って、誰に言われるでもなく音楽やデザインをつくり始めたわけですから。


この辺の思想というか理念によって、「初音ミク」というソフトやそのイメージ、そしてユーザを守るために、クリプトンは頑張って来た…と思われるわけです。
札幌に会社を設立したのは意図的なものということですが、規模的にも少数精鋭の会社です。カラオケ化問題、***シェイクの件などを見ていると、色々と涙を呑むようなこともあったのが伺われる。普段はそんなに見せないけど。
その辺が格好良い、熱いと思うし、ずっと見ていたい、付いて行きたいと思えます。


★クリプトン 初音ミク/歌声合成関連プロジェクト企画責任者 佐々木渉


通称、watさん(お名前の「渉」さんから)。
自分の中でwatさんがどういうイメージかというと、こういう感じですね。

www.ele-king.net

www.ele-king.net


クリプトンがどうとかではなく、ここまで「音楽を語れる」人だという、それだけでめちゃくちゃ格好良いと思う。音楽少年がそのまま大人になられたみたいな感じが勝手にある。
2015年の記事です。分かりやすい。

dentsu-ho.com

以下、引用です。

昔は、ポップな曲が強かったイメージで、最近は浮遊感がある声のものが増えて、透明な歌が揺れているようなちょっと不思議なポップロックも多くあります。シリアスなものもあればポップなものもあるこの振れ幅は、さまざまな志向が共存、両立しているようであり、いろんなモノが認められているような風土があると感じています。

この後も、「昔ボカロジャンルに現れた曲、現在の傾向」について、色々な視点から語ってるんですが、昔からそうだけど相当、「ボカロ」を聴いてるイメージがある。
全部を引用するわけにいかないけど、「最近のボカロの動向」をざっくり知りたいひとは、この記事を読まれるといいと思います。勿論、これだけで「なるほど」ってはならないと思うけど、面白い。

わたし別にクリプトン厨ではな…くもないかもしれないですけど。
いくらボカロの声やデザインのクオリティが高くても、デモに有名ボカロPを使っても、それだけでは足りない部分ってあると思うんですよ。
人気のソフトであれば毎日、何十だか何百だかという曲が動画サイトに上がっているわけで。ゲームやコンピCDの曲目を見れば、公式が、どこまで「場」を見てるかということは割と分かってしまうような気がする。
世間でのネームバリューとか、そういうものにこだわって、草の根から生まれるクリエイター勢や、そこから生まれる「遊び」みたいなものにあんまり関心がない姿勢を、某社にほのかに感じる。気のせいでしょうけども。

ちなみにこの記事で、佐々木さんが「アニメの二次創作」について語っているところがすごく腑に落ちてニヤニヤしてしまった。凄い人はやっぱり、些細なところから大局まで、「見通して言語化する力」が凄いんだなと思う。


イラストレーター・漫画家 KEIさん


81年生まれ、千歳市出身。初音ミクをはじめとするキャラクターデザイン他、アニメ・ゲーム・漫画・イラスト等、色々なジャンルで活躍されている人。
KEIさんの絵の特徴といえば、やはり幻想的な色使いの美しさ。画集とかでっかいタペストリーとかでみると更によく分かるんですが、本当にため息がでるほど綺麗です。最近は眼の描かれ方が前よりはっきりしてきたような気がしてそこも好き。

ミクの左腕のカバーは、ヤマハシンセサイザーが元になっているらしいですが(一般には「DX7」と言われているけど「DX100」だろうという面白い考察をネットで見たけど触ったことがないので何とも。公式でも「DX7」って言ってるんですよね。貼らないので各位で)、その他にもスカートやらブーツやら、よくみると色々なものが付いている。「機材をモチーフにした女の子」というデザインの素晴らしさはいくらフィギュアやらイラストを見ても飽きない。

話は逸れますが。
常々思っているんだけど、ボカロの代名詞、アイコンでありながら、「初音ミク」って「ボカロ」のなかでもかなり特異な存在だと思う。
何かこう、いちばん「人間からかけ離れた」存在感がある。
初音ミクの声」ってすごく独特だと思っていて。上手い人が使うと、ボカロであっても人の声と聞きまごうくらいの歌が歌える(とか言うと突っ込まれそうだけどその辺は今回スルーで…)んだけど、ミクの場合は、いくら上手い調声であっても、あまり「人間の声」と聞き間違う人は居ないと思う。(「ボカロ」って、人によって本当にいろんな声が出るので一概には言えないけど)
デザインでいうと、緑のツインテール、16歳という割にぺたんとしたボディもそうだし、上記の機材のデザインが最も強く出ている。
そういう、いちばん先鋭的な存在っぽい「初音ミク」が、よくも悪くも「ボカロ」のイメージを背負ってるっていうのは面白いと思う。得してる部分も損してる部分もある。
(…後、どうでもいいですけど。n次創作にあたりキャラクターの胸を願望によって増やすことには諸手をあげて賛成しかねる派閥です。その辺は単にオタク属性の違いでしょうけども。)

* * *

クリプトンやSEGAヤマハ関係、ゲーム・ライブ関連だけでも色々な人がいるので、その辺に詳しい人ならもっともっといろんなことが書けると思うんですが。

取り敢えず、今回はこの辺で。

【2日目】「ボカロ」の軌跡を辿る 1.「初音ミク」ブーム前夜

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シリーズ2日目です。

***

最初のVOCALOID「LEON」「LOLA」が発売されたのは2004年1月、英のメーカー・ZERO-Gから。当初は仮歌ソフトとしての利用が想定されていた。

こちらがそのうちの、「LOLA」の画像。じゃじゃん。

見ての通り、パッケージに描かれているのはキャラクターではなく、人間の横顔。
売上はそれほど伸びずだった模様。個人的にはこのパッケージも色っぽくて好きです。

ただ、その後、LEON・LOLAとも、ネット上でキャラクターを付けられたりしているようで。ややもすると「ソフトを人格化する」流れになるのは面白いなと思う。
「キャラorシンセ」の論争は結構、未だに色んな所でされていて、現時点で考察や結論までは考えられてないんですが、後日喋れたらと(自分に宿題をだしておいて忘れるパターン)。

同年11月、日本で初のVOCALOIDMEIKO」が発売。パッケージには、赤色をイメージした女性キャラクターが描かれており、この「ソフトにキャラクターイメージを持たせる」という方向性でヒットしたことが、その後の全ての発端となる。

MEIKO」はキャラクターの見た目や、日本で最初のVOCALOIDであることから、キャラクター的には「格好良いお姉さん」で定着している。見た目からイメージするより声が高めな気がして可愛い。個人的にはロックな感じの曲調で歌っているイメージが強いです。

カイト V3(KAITO V3)

カイト V3(KAITO V3)

2006年2月、青色を基調とした男性キャラクターを配した「KAITO」が発売。が、売れ行きはいまいち振るわなかったため、愛が昂じていじられる「ヘタレなお兄さん」キャラが定着。声が柔らかいので、民族調の曲などにハマる。アコギな弾き語り系等も好きです。

MEIKOの「中の人」(サンプリング元の声の持ち主)は、シンガーソングライター・拝郷メイコさん。KAITOの方は、歌手の風雅なおとさん。
拝郷さんは、明るくて大人っぽい素敵なお姉さん。風雅さんは、おっとりと優しい美声のお兄さん。なんですが。
ソフトと「中の人」の関係は、人によって違うと思うのだけど。このお二人に関して言えば、何か、お人柄とキャライメージが割りと重なっているイメージがある。
ボカロ関連のイベントにもよく来られていて、自分の持ち歌や、ボカロ曲を歌われていたりする。

この「MEIKO」「KAITO」を発売したのが、昨日も書いた「クリプトン・フューチャー・メディア株式会社」。
95年に設立。昨年、伊藤社長による20周年の挨拶がHPに掲載されていて、素敵な文章だなとおもったのでリンクを貼ります。
http://www.crypton.co.jp/cfm/news/2015/07/21cfm20th

「ネット」がこれほど普及する前から、その面白さに気づいていたこと。いったんは公務員という職業に就き、葛藤しながらも、音源を販売する会社を設立したこと。
東京でなく札幌に設立したのも、「今後はネットが発達するから、距離に囚われない会社づくりを」(※意訳)ということだったようです。

その後の思い出話しは、上記リンクをそのまま読んで貰えれば。特にその辺興味のある人にはすごく面白いかと。
初音ミク」以降の流れに関しては、ほぼ一文で済ませているのは、諸々が言い切れないからだと思います。熱い思いは常に伝わってますが、重い重圧があるんだろうなということもぼんやりと感じる。その辺もまたおいおい。

話をVOCALOIDに戻すと。この流れにより、「DTMで作曲しているのは主に若い男性である。よし、女性キャラ中心で行こう」…という話になったのかは知らねど、この後に発売されるのが「初音ミク」なわけです。

…この調子で行ったらいつまで経っても終わらない気がしてきた…。
次は、ニコ動の黎明期のあたりになります。

取り急ぎ、本日は以上です。

【1日目】 いち聴き専が「ボカロ」について概要を喋ってみる 【祭り】

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…ということで。すでに1日めから遅刻ですが。
書きます。

VOCALOIDとは。「ボカロ」とは。

ヤマハ株式会社によって開発された、音声合成技術。また、その技術を使った製品のこと。PCにインストールして、エディタを使ってメロディと歌詞を入力し、歌わせるソフト。
サンプリング元になる人の声は、声優やシンガーソングライターなど様々。最近では小林幸子セカオワのFukaseなど、アーティストとのコラボも目立つ。

2007年のVOCALOID製品・「初音ミク」がヒットし、ニコニコ動画YouTubeを中心に創作ブームが広がったことで、そのDTMを中心としたブーム自体を、「ボカロ」と呼ぶようになり、そのブームは今も続いている。

音声合成ソフトには、VOCALOIDの他にもUTAUやCeVIOなど、色々な種類のものが出てきている。また、同じソフトであっても、技術の進化につれ、バージョンアップしていく。VOCALOIDエンジンは無印からはじまって、現在はV4が最新。この分だと、「ボカロ」ブームがいつか終わるとしても、V10くらいまでは行きそう。
ちょっと見ないうちに新しい様相になっていくので、見ていて飽きない。最近は「喋り」に特化したソフトも隆盛。

当初は仮歌ソフトとしての利用が想定されていたが、例え創作ブームと紐付いて使われるのではなくとも、ソフトのボーカルには様々な魅力や可能性があると思う。そのへんは後日書きます。

■ざっくりと、いままでの経緯。

2007年、ボーカルソフト「初音ミク」が発売し、当時創生期だったニコニコに、DTMで作った曲をソフトに歌わせてUPすることが流行する。
その頃の、色々なものを巻き込んだ熱気と楽しさは、当時のネットの記事などを見ていると如実に伝わってくる。

TVの情報番組などでも取り上げられたりと、大きく広がりを見せていくものの、世間の目(…?)はまだ厳しかった。
可愛らしいキャラクターや、目新しい機械声に釣られただけではないか。新しくはあるけれど、ネットの流行の域を出ないだろう。そんな意見が大勢を占めていたのではと思う。

この頃のことで特筆すべきは、発売元であるクリプトンの姿勢。
「誰でも創作できる」というブームに乗って、何も見返りのないまま搾取されようとしているユーザ(クリエイター)の立場に立ち、できる限り報われるように、色々と戦っていた様子が伺える。
大きな後ろ盾もないまま、ボカロに関わる「人」や「場」を守り、「初音ミク」を始めとするブランドを守って作り上げてきた。その姿勢と熱意があるから、今まで「ボカロ」は続いてきたのだと思う。

私事ですが、私が「ボカロ」を知ったのが2009年の半ば。
その頃は、「歌ってみた」「踊ってみた」などでも色々な人が続々と人気を伸ばしていた頃で、当時は右も左も分からないまま、そのノリに巻き込まれていった感がある。
ボカロPで言うとryoさん、流星P、wowakaさん、ハチさん、ジミーサムP、辺りを、最初はよく聴いていた。
…と書いて何だけど、ちょっと言い切れない。後ほど、「好きなボカロP100人」とかやろうかと思っています。
ある動画が流行ると、それに合わせて「祭り」になったりということも、当時は半年に1回くらいの頻度であったように思う(現在もある気がするけど、体感的には昔ほど大規模ではないかと)。
毎日ランキングをチェックしていたし、その他にランキング動画なども見ていた。勢いに流されっぱなしの日々だった気がする。

ある意味、狂騒感のあった当時の「ボカロ」の勢いが最高調に達したのが、2012年の始めなのではないかと思う。
「Tell Your World」。
「あなたの世界を教えて」という、端的なフレーズ。
GoogleのCMのために作られたこの曲が、ネットの、それを使っている「人」の持つ無限の可能性を示唆してくれた。
言ってみれば、「ボカロ」というジャンルのテーマソングみたいなもので、2016年にあっても変わらず、特別な位置にありつづける曲だと思う。

が、それとは裏腹に。
ネット上で楽しまれていたコンテンツが、商業へ進出するにあたり、色々なことがあった。
嫌儲的な気風を絡めた、ネット民の反発のような声も割りと大きくあったし、自分も気持ち的に、受け止めかねるところがあって。単純に、寂しかったのかもしれない。
活動の場が、ネットでも、商業でも。ボーカルがソフトでも、人の声でも。
自分の好きになった人が活動していることに、何も変わりはないのに。
何を迷っていたんだろう。と、今となっては思う。

その後、何が起きたかというと、出勤時間が迫ってるので手短に書きますけど、中高生の層が爆発的に厚くなった。
厨ニ心をくすぐるような格好良いロックや、センチメンタリズムを誘うバラードなどがその層にヒットし、ランキング上位を席巻するようになった。
「ボカロ小説」を始めとする、メディアミックスの流行が、それに拍車をかけたのもあるかもしれない。(別に嫌いじゃないけど)
コメントの精神年齢がみるみるうちに下がっていくのを眺めながら、「そろそろ潮時かな」と思っていたのを覚えている。

まあ、洗えなかったから今、こうなってる訳ですが。

ここからは、個人的な流れの話。
いつからか、ランキングをチェックしなくなった。「再生数の多い曲」から順に聴くのをやめた。
その代わり、個人のブログで薦められているものや、紹介動画などを見るようになった。自分の好きなPの曲調、そのバックグラウンドというかルーツを意識するようになり、遅ればせながら、ジャンルを意識して聴くようになった。

再生数や人気、自分の嗜好とは違うところで、「音楽」という大局に立って見ると。
全く違う世界が見えることに気づいた。
お恥ずかしい話ですが。シューゲイザードラムンベースも、歌謡ロックもファンクも知らなかった。特に知る必要も感じていなかったけど。
楽しいな、と思うし、怖いな、とも思う。知れば知るほど。

今のボカロも、昔のボカロも、同じように楽しい。
曲を上げる人がいて、歌う人や踊る人がいて、それを楽しむ人がいる。
何をやってもいい。どれほど遊んでも怒られないし、常に新しいことをやろうとするのが、そもそも公式の姿勢だと思う。
いつでも、「今」のボカロがいちばん楽しい。

そのうえで、何か言いたいこと、やりたいことがあるとしたら。
「ボカロ」は、擁している人口の割に、その「楽しさ」のプロモーションをしきれていない部分があるように思える。
固定された「ガワ」のイメージはだんだん厚くなり、その内部、活発に活動して変わり続けている本当の「場」については、変わらずに注目されていないような。

そのギャップを埋めるのは、それを好きな様々な人の、「言葉」ではないかと思う。

取り敢えず、本日は以上です。

【告知】 31日耐久・「ボカロ」を喋り倒します【9周年】

本日で、7月も終わりとなりますが。皆様いかがお過ごしでしょうか。(何)

世の中の大半の方はご存じないと思いますが。
2016年の8月31日は、音声合成ソフト・VOCALOID2対応「初音ミク」の、発売9周年となります。

ソフトなんですけど、言ってみれば「誕生日」のようなもので。自分も何かしたいなと思ったんですけれども。
曲も作れなければ絵も描けないので、せめてちょろっとなにか書こうと。
まあ、せっかくの機会なので、好きなものについて喋り倒したい!という、ただそれだけです。

2009年の6月に、初めて鏡音リンの声を聴いてから。雪崩れ落ちるようにハマりました。

笑ったり泣いたり。悔しいこと、嬉しいこと、色々なことがありました。
私、すごく物忘れがいい人なので。どこかでまとめておかないと、どこかへ行ってしまいそうな気がしまして。もったいないなと。
自分の宝物箱を見返す経過、みたいな感じで。

ただ、ポジティブな気持ちで書いた文章だからポジティブに受け取られるとも思っていません。
もともと、軽いノリのJ-POPくらいしか聴いてこなかった人間なので、音楽性について実のあることも言えませんし、他のサイトさんのようにアンテナを張って、曲や情報を紹介することも普段はしていません。

文章が上手い訳でもなく、知識もなく、あまりに力不足であることは承知しておりますが。
が。

できれば、「あーこんなことあったな懐かしいな」とか、「へーこんな感じなんだ面白いな」とか、誰かに思ってもらえれば。嬉しい…です。

もう現時点で、完全にビビってますからね…
こんなんで31日、連続UPは達成できるのか!?
豆腐メンタルは持ちこたえられるのか!?

フォロー頂いている諸氏におかれましては、興味のないジャンルであれば恐縮ですが。意識からミュートするなりフォローを外して頂くなり、ご自由にどうぞ。
一応、「ボカロ」をしらない方にも興味をもって読んでもらえるように頑張りますので、気が向いたら開いてみてください。

というわけで、スタートです。

はてな匿名ファンレター

いただだだっ…
 
足が痺れています。PCの前で正座なんてするもんじゃないです。
なんで正座していたかは聞かないでください。ちょっと、人生の岐路に立ってました。別に過去形ではないか。

えっと。
くしゃくしゃするので、最近ずっとやりたかったことをやります。

ファンレター、ってあるじゃないですか。好きな漫画家さんとか作家さんとかに送るやつ。
芸能人やアーティストをはじめ、色々な事物についてファンとして語っている人は多くいますが。
なぜ、ブログやブクマをしている人にはファンレターが書けないんでしょうか。

いや別に、ブコメやコメントでいいじゃん?って思うでしょ?
でも、皆さん結構まめに更新されるじゃないですか。
それでね、読む時も読まないときも勿論あるんだけど、読むとわりと高確率で、何かしら語りたくなるんですよ。

でも、毎回星つけて、ブコメしてたら、結構怖くないですか。
自分だったらこわい。
べつにネットストーカーではないですけどね。
色んな人に分散して興味があるわけです。

たまたま出会った記事にもうっかり気持ちのままに星つけたり、そこそこしてますけど。
どうなんだろう。広報スターだと思われてたらやだな。

なので、これでも抑えめにしてるつもりなんですが。
そもそも、遊びのために取った(言い切った)アカウントで、ストレスを溜める意味が分からない。
というわけで、
その「興味」の対象について、書き散らそうと思います。

もちろん、宛先は書きません。向こうも困るだろうし。

対象はブロガーさんかもしれないし、ブクマカさんかもしれない。
増田でたまにみる同一性のある文体かもしれないし、特に何って決めずにはてなをやってるひとかもしれない。

フォローの内外や読者数も全く区別していません。特に誰宛でもありません。エアトラバみたいなものです。
気が済んだら非公開にしますので。お星様とかはお気になさらず。

自分が書かれてるかもしれないのが正直受け付けないとか、(ないと思うけど)逆に無かったらやだなとか、思われる方は見ないほうが幸せになれるかと。
っていうか、自分だったら引きますけどね…
(じゃあ書かなければいいのにw)

***


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● 流れるように軽やかにリズムに乗せてくる人。
真面目な話題でも、しれっと梯子を外してくるところがすごい自然。
努力の末に手に入れたものなんだろうなと容易に察せられるところがまた。
言葉の使い方がすごく生真面目で、非常に長い回路を通って表出してるんだろうなと思うんだけど、そこまでPCの前に座りきってるというよりは、回路を通る速度が速いんだろうなと思う。その辺りはやっぱり、努力でどうにもならない部分なのかもしれない。

● 興味のあるところが、恐縮ですが自分と近いんだと思う。まだ、どんな方向で書かれるのかほぼ分からない状態なので、なるほどそう来ましたか…となって何でもおもしろい。

● すごい勉強家というか、教養のある方だなあと思う。はてな女子の皆さんレベルたかい。震えるしかない。震えてる場合じゃないけど。
読んだ本とか観た映画とか、結局はリアルで時間を取って観たもの聞いたものが、自分の中身になるわけじゃないですか。それが整理されてブログの記事になるわけで、こうやって世の中のひとはどんどん階梯を上がっていくんだろうな。自分も全く見聞きしないではないけど、そうやって綺麗にアウトプットするのはすごく難しい。

● 何気ない描写から、匂いや空気感、季節の流れを感じるというか。その場にいるような雰囲気が立ち上がってくる。最初すごくびっくりした。
淡々と話しているうちに、いきなり発想が飛んだりする。えっ、どこに着地するんだろうこれ?って思っていると、どこであれうまく乗せられて、ふわっと落ち着く。
自分の送っている日々をありのまま書くということは、実はとても難しい。自己への客観性が求められるし、同時に、自分というものを大事にしなければできない。(上からっぽく書けちゃったけどそういう意図ではない)
うまく言えないけど、「自分を読まれている人」は、凄いなと思う。

● 透徹した目を持ちすぎて、一周回って万物に慈愛のまなざしを向けているように見える。菩薩のお顔を思い出す。
もうちょっと書いてたんだけど、そら恐ろしくなって消しました。

● 必死に頑張りすぎて、潰れかけているように見える。
いくら自暴自棄に書いても、透明感が消えない。何でだろう。はてな檀一雄みたいな人。

● 書き始めてから今まで、心境や状況が変化してきたんだろうなと思う。いろいろと。
(敬語にしたかったけどうまく敬語にならなかった。日本語むずかしい)
あんまり見てるのもあれだけど。なんかこう。うん。

● すごく女性らしい、優しいけどしなやかで芯のある、憧れるしかない方。
更新されたタイトルを見るとほっとする。
この方に限らないけど、ほんのりブルーだったり、そういう文章もたまにあって。いくら雲の上の人にみえても、当たり前に悩んでいることがあるんだなあと。
例えば、新聞や雑誌のコラムだったら、連載だとしてもそこまで書かないだろうし。何ていうのか、変な意味じゃなくて、その「ゆらぎ」は貴重ななにかだと思う。

● 更新リストに出てこなくなった。
はてなの仕様についてはあえて調べてない。知らなくても死なないし。知ったら死亡なのかもしれないし。落ち込みたくないし。
元気かなあ。

● 落ち着いた雰囲気と、親しみやすい話し方が好き。
いちど、読者登録する勇気が出なくて、後になって後悔した。
ずっと後になってから、はてなトップかダッシュボード(忘れた)で巡りあったので今度こそフォローさせてもらった。どのくらいの確率なんだろう。
ギャンブルや釣りをするひとの気持ちが分かった。ツキは逃したら駄目なんだと強く思ったので、最近は遠慮していない。各方面に。

● どうしてあのタイミングで、ぱったりやめてしまったのか分からない。
順調に見えたけど、そういうこともあるんだな。

● 大らかというか愛に溢れてるというか。好き。
消されてしまった文章があるんだけど、すごくいいエピソードで今でもぼんやり覚えてる。
刊行されたものだったらずっと手元に残ってるのに、ネットって儚いものだと思う。と同時に、昔のひとは大変だっただろうなとも思う。死後、長い年月が経ってから、書簡がごっそり出てきたりする。

● 何かこう、ブログって結局、人柄なんだよねっていう。好きになるしかない雰囲気がある。
何がすごいかというと、読者の「好き」の気持ちをキャッチして、色々なところが変わっていくのが本当にすごい。伸びるひとはこうやって伸びていくんだな、と。
頑張りすぎじゃないかなあと思わなくもない。たまには休んでください。

● とにかく歯切れよい。すごく普通でまっとうな感性を持ちつつ、普通そこまで上がらないだろう…ってところまで沸騰してみせる。
さすがに違う人間なので、100%同意するわけではないんだけど、あそこまでカラっと言い立てられると何でもよくなってくるというか。カラスも白くなる気がする。(それダメなやつ)
江戸っ子ってああいう人のことをいうのかなあ。

はてなを始めてわりと初期から見させてもらっている人。
人として大きすぎて、未だによく分からない。けどすごくあったかい。
色々な物事について書かれてるから、色々な感想がある。あった。
コメントとかしてみたいけど、まあできないよね。できないまま終わる気がする。

● 知性と毒とユーモアがあって、かつはんなりしている。好き。最近見ない。

● そういえば最近、更新されてないなあ。
こんな大手でも、フォロー返しでもちゃんと読んでくれてたりするんだ…と思ったはじめてのブログ。

● 多分、はてなで初めてスターをもらった人。
色々なところで善行を積んで、徳がいっぱい溜まっていそう。堅実で頼れる存在感がすごい。

● さらっと書いているようで、生活や人格を匂わせる。独特の文体がある。
たまたま増田を見ていたときに、もしやと思う文章があったのだけど。真偽はともかく、「その人だと思わせる」だけの力があるというのは中々ない。某XXさんレベル。
もっと有名になっていいと思うんだけど、そこがまたいい。自分の嗜好じゃなくて。そういうタイプのブログなんだと思う。

● ちゃんと「文学」しているひとを生ではじめて見たかもしれない。
ついていくのにはちゃんと勉強する必要がある。…いや、年齢はたぶん同じくらいですが。
というか、何だろう。もっとこう、キャーキャー言いたい。軽薄におブンガクを追っかけて消費したいというか。そういう人がもっといてもいいと思うんだけどなあ。はてなだし。

● 物の見方が好きだなあとは常々思うんだけど、難しくて理解できないことが多々ある。
経緯を理解するのにまず時間がかかる。あとお名前が好き。

● 自分のいる場所を、きちんと言語化して見せてくれる手際が本当にすごい。
敷かれたレールの上でなく、途中下車して休んでいても、今いるところの景色をきちんと見て、適応しようとしている姿勢には頭が上がらない。自分だったら多分できない。
どこにいても、一歩ずつ前に進もうとしている人が結局強いんだなあと思う。

● 自分と全くかけ離れた状況に居る方。とにかく物珍しく面白い。
更新は間遠な感じだけど、ネットが繋がらないんではどうしようもないよね…。

● 期待のニューフェイスだと思っていたら、しっかりと足場を固めて、軌道にのっている。
きちんと調べて準備して始めて、試行錯誤して、自分の中にあった「このくらい」のラインを達成している。中々できないと思う。きっとリアルでも、出来る人なんだろうな。
見栄えがすごくきれいで、見ていて気持ちいい。楽しそうに書かれてるのがまた。

はてなを始めた初期に認識したブクマカさん。
回転とか知識とか、この人達はなにを食べて生きているんだろうと。今でも思ってるけど。
何というか、自分の中で、勝手に"先輩"とか"先生"みたいな感じ。(言っていいのかなこれ)
昔の話とかもされてる時あるけど、覚えきれない。繋いだら一代記になりそう。

● これまた恐縮な話なんだけど、やっぱり興味の分野が被っていると感じる。気になるジャンルの記事によく見かける。すごく勝手な憶測だし多分間違ってるけど、理想の文章とかエンタメ(?)の理論とか、そういう諸々が頭の中に構築されていそう。
知らない人にこんなこと言うのも何なんだけど、もし小説を書かれたら絶対おもしろいと思う。読みたい。

● きれいな言葉が整然と並んでいる様は好き。でも掴みどころがない。
どんな人なんだろうな、ってたまに気になってる。

● そういえば最近、増田で頑張ってる女性の方。
はてなに来て、ひとくちに才女といっても色々なタイプがあるんだなあとしみじみ思ったけど。これほどアクティブなひとは珍しいと思う。(複数形かもしれない)
よく、あんなに色々とネタが出てくるものだなあと。釣れたときは、それは楽しいんだろうけど。度胸と労力だけでも、並々ならぬものを感じる。

●何というか。「生きてるだけで何となく恥ずかしい」みたいな、訳のわからない含羞を分かってくれるひとはきっと、穂村弘のファンだったりするんだけど、そんな雰囲気の文章。笑えるんだけど内面は真摯。
でも多分、ただ笑って、いつか忘れるくらいで正解なんだろうなと思う。


***


はー…
スッキリした。

まだ色々と忘れてる気がしますが、ちょっと思い出せないのでこの辺にします。

本日は以上です。

たまには残念系だってまじめな話がしたい

書きたいことがちょこちょこありまして。
ちょっともう、見切り発車でお願いします…(最低)

★★★

誕生日:

誕生日でした。わー。
もうあんまり嬉しくもないんですけど、銀座と九十九里浜に連れてってもらったり。(すごい組み合わせだなあ) 祝ってくれる人がいるのは素敵なことです。

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メニューの上においてるのは、お皿がどかっと来て一時的に場所がなかったのでw

さいきん若干扱いが良い感じなのは、「こいつもそろそろ結婚するだろうから今のうちに触れ合っておこう」的な気運を感じるんですが。結婚?もちろん間もなく!とは言えないかな…。

参院選

「私が投票所に行かない理由」「行く理由」的なエントリがホッテントリに上がっていて面白かった。「行く理由」の方は読んで、すごく素敵だなと思った。権利って何でもそうだけど、先人の志と努力の末に勝ち取られたものなんですよね。
投票所に行くのは、自分にとっては当たり前のことではあるんだけど。その先について、「選挙公報その他をよく読んで、考えて投票しよう」と言うことですね。18歳選挙権も始まったことだし。

互助会:

はてなでブログが書かれる理由を、仮に3つに分けてみる。

ひとつめ、自己満足。
言い方は悪いですけど、記録、感情の吐き出し、オピニオン、色々な感情的欲求によって「書きたい」とおもって書く。いわゆるふつうの人がブログを書く動機。
大きく分けると、「専門性や時事性のあるもの」と、「人間力や文章力で魅せるもの」になるのかな。後者は特に評価が分かれるところなんだと思う。
皆、立場も考え方も使う言葉もちがう人間で、だからブログや増田がたのしい。はてなに来てよかったなあと思います。

ふたつめ、お金。
自分が面白いと思ってファンになってるブログは、いくら収益公開してようがなんとも思わないんですよ。「自分にとって有益な情報や面白さをくれる人」だと認識しているので、報われて欲しいと思うし、更新のモチベーションになったらいいなあ、くらい。
逆に、自分にとっての価値があまり見出せなかったり、客観的にみて(るつもり)で「内容が薄い」と思うような記事はやっぱり苦手。
さらに、その記事が「収益ありきで書かれたもの」だった場合、苛立ちは倍増するわけです。
でも。「面白かったら許せるけど、面白くないと思ったら腹が立つ」って、それは単純に自分の主観だから。難しい。
(そもそも、ネットで収益を得ようとすることが間違ってる!っていう風潮もあるかもですけど。今時、現実として不可能だろうなと思いますし。)

みっつめ、慣れ合い。
これまた言い方悪いですけど。ひとが集まったら交流が始まるのは当たり前で、SNS機能があるんだからやればいいと思う。
例えAmazonレビューみたいな記事でも、それに「これいいですね!」とコメントがつく流れを排斥する筋も権利も自分にはない。
ただ、思うんですけど、そういう「いいね!」的な一言をなぜブコメでやるんだろうと。コメント欄でいいじゃない、と。
ブコメは保存と議論の場、コメントはそのひと本人に伝えたいメッセージ、そういう使い方が本来のはずで。ブクマ数が適正になれば、ホッテントリも落ち着くとか。
…そういう問題じゃないのかな。的外れっぽい。恐縮です。

その、ホッテントリ問題ですが。
薄い記事でホッテントリが汚れる!と言いますけども。
じゃあ良貨で悪貨を駆逐したらどうなのかなあ、と。
はてなのサービスを使っているからには、ブログを書くことは誰でもできる(で合ってますよね…?)。

見てて思うのは、単純に人種の違いのような気もするんですよね。
本が大好きで、文章を見る目が肥えているような人(もともとのネットユーザー的な人)と、リアルに重点を置いていて、ネットはソーシャルのためにやってるような人(ライトユーザー)、の軋轢なのかしらん、と。分からないけど。

まあ、多様性を確保しつつ、仲良くやれたらいいですね。
適当っぽい言い方になってしまいますが、本当にそう思います。

★★★

本日は以上です。